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ロタワクチン定期接種化へ!

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ワクチン後進国脱却への第一歩となるか

ワクチン後進国日本

小児科を始め、まともに医療を学んでいる医者は全員自分の子どもにワクチン接種を受けさせています。(ちょっと言い方が嫌味たらしいですね(;'∀'))

反ワクチンの勢力はメディアにより不安を煽られ、間違った情報に踊らされている一般の方やその人たちを食い物にしようとしている医療者だけです(また嫌味を言っていしまった)

 

さて、ワクチン接種に対する恐怖を植え付けてしまったのには我々医療者側にも責任があります。

ワクチンによる副作用の出現や合併症の危険があると発表され、いわゆる「安全神話」が崩壊しました。その後いくら集団で見れば合併症よりも効果の方が大きいと謳っても、一度染みついた恐怖は中々消えることはありません。

現在ではそもそもワクチンの副作用とされいた症状がワクチンを接種しなくても同程度認めたとされ、一部の症状は副作用ですらなかったとも言われています。

 

そんな日本ですが、2013年から検討されていたロタウイルスワクチンの定期接種化へ向けてようやく動き出しました。

ロタウイルスは小さく子が良くかかるウイルスで、嘔吐下痢などの消化器症状をメインにきたします。

また、小さい子どもの腸重積の原因となることが知られています。

 

現在ロタリックスとロタテックの2種類のワクチンがあり、効果には差がありません。

接種回数はロタリックスが2回、ロタテックが3回となっており、費用は3万円程度となっています。

 

ワクチンを接種することで感染や、感染したときの重症化を防ぐことができます。

ロタウイルス感染症で食欲不振や脱水になり入院する小さい子は結構多くいます。入院となれば両親の付き添いが必要になったり、国としても医療費がかさむため、今回のワクチン無償化はとてもいい判断だと思います。

 

そもそも子どもが生まれて沢山お金がかかっているのに、そこから数万円の出費というのは結構な痛手です。そのために受けられない子供が10人に1人いたとすれば、その子供が発症したときに保育所や幼稚園で集団感染を引き起こします。

 

ワクチンは任意接種、定期接種に拘わらず、日本で受けられるものはすべて受けるのが正解です。

少子化が進む現代、国がすべての予防接種を無償化してくれることを望みます。

ワクチンについては今後系統的にブログにまとめたいですが、久しぶりにいいニュースであったので記事にしてみました。

 

最後に、ロタワクチンは生ワクチンかつ経口ワクチンである特徴から接種後は便中にロタウイルスが検出されます。また、軽い下痢などの症状が出ることがあります。

ワクチン接種後ほかの兄弟やご両親に万が一にも移らないように、手洗い等しっかり行いましょう!

 

では(。・ω・)ノ゙