小児科医が子育てに奮闘しています。

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【鼻腔異物】なんでこんな事するんでしょうね…

 

小さい子の行動は予想不可能!?

こぼろです。

最近すっかり娘のハイハイが板についてきました。

少し遅めではあったけど、ハイハイが始まるとそれはもう縦横無尽に移動しまくって大変ですね(-_-;)

 

階段から転落したり、何かの下敷きになってしまうと大変なので急いで仕切りや囲いなどを買いに行きました。かなり便利だったのでまた別記事で紹介します。

 

 

鼻に○○が入って取れない!

子どもって「なんでそんなことするの?!」

って場面ありますよね(笑)

 

以前異物誤飲についての記事を書きましたが、子どもは興味を持ったものは触って舐めて、食べて、それが自分にとって危険かどうかを判断します。

…そう、時には鼻に詰めて。。。

 

 

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今日は救急外来で出会った、鼻腔異物の症例について紹介します。

…なんで子どもってこんなことするんでしょうね( ^ω^)・・・

 

case1 鼻にビーズ

一人目は鼻に手芸用のビーズを詰めてしまった症例です。

鼻の穴をのぞいてみると、5㎜程度の小さくてきれいなビーズが見えます。指でとろうとしてどんどん奥に入ってしまったようです。

 

かなり奥の方にあり、攝子(医療用のピンセット)でとろうか迷いましたが、動かれたりすると押し込んでしまう可能性もあったので吸引器で吸ってみました。

 

本来は痰や鼻水を吸うために使うものですが、見事先端にビーズが吸い付き、ゆっくりと引っ張って除去することができました。

 

きれいで丸いと鼻に入れたくなりますよね。。。?きっと。

 

case2 鼻に消しゴム

お次は鼻に消しゴムが入ってしっまったと救急外来を受診しました。

鼻の穴をのぞくと、かわいい犬の消しゴムがはまっているではないですか!ちょっと笑いそうになりましたが、子どもも半泣きでかわいそうなので笑いません。

 

これはしっかりと奥の方で挟まっているようでしたので、吸引器では除去できません。耳鼻科攝子と呼ばれる、先端がものすごく細いピンセットを持ってきてもらい、取ろうとしました。

 

ワンチャンの耳辺りをつかむことができ、引っ張りましたが動きません…!

あまり力を入れると消しゴムが崩れてしまいさらに除去が困難になるので、しっかりとつかんだままゆっくり、慎重に引っ張りました。

すると数秒でゆっくりと消しゴムが動き出し。。。。すぽん!!

 

見事ワンちゃん救出です!!

ちなみに異物は患者さんの所有物なので、患者さんにお渡しします。

 

case3 鼻にどんぐり

最後にどんぐり。これは参りました。

鼻にどんぐりを詰めて遊んでいたところ取れなくなったと連絡があり、受診。

見てみると鼻の奥の方にどんぐりの帽子部分が!!!

 

どうやってここまで押し込んだのか不思議なくらいで、明らかにどんぐりよりも鼻の穴の方が小さい!

このまま引っ張ったら痛いと思ったのでキシロカインゼリーを鼻の穴にいれて鎮痛&潤滑しやすい状態にして耳鼻科攝子で除去を試みました。

 

、、、とれない。。。。。

しっかりつかむことはできたのですが、子どもも嫌がって動いてしまい中々引っ張ることができません。引っ張ることができたとしてもびくとも動きません。

 

ここは諦めて翌日耳鼻科受診してもらうことにしました。

幸か不幸かどんぐりはがっちりとはまっており、寝ている間にとれてしまうことはないと考えたのです。

翌日耳鼻科に受診し、無事摘出できたそうです。

 

子どもの興味は底知れず!

大人から見ればなんで鼻にものを入れるんだ!と不思議に思いますが、子どもは発想の天才。我々の考えは及ばないのです。

 

ちなみに上記の患者さんはいずれも3歳前後。鼻をかめる子は少なく、何でも好奇心旺盛にやる時期です。

 

さらに全員夜中に受診しており、昼間には出会いません。うち2人は雨の日でした。

お家の中で遊ぶときは異物誤飲だけではなく、鼻に詰めないかも注意して下さい!(;^ω^)

 

では(。・ω・)ノ゙